どんなに大切でも、
できないことはある。
愛しているなら、何でもできる。
そんな言葉を、私は何度も信じた。
「大丈夫」
「私がなんとかする」
そう言うたびに、
少しだけ強い人になれた気がした。
でも本当は、
大丈夫ではなかった。
ある朝、起き上がることさえできず、
約束も、計画も、きれいな決意も、
枕元に散らばったままだった。
世界は残酷なくらい普通で、
私が泣いていてもお湯は沸き、
冷蔵庫のプリンは律儀に賞味期限を迎えた。
こんな日にまで、
生活は生活をやめてくれない。
そのとき、ようやく知った。
私の願いは、
私の腕には大きすぎた。
守りたかった。
連れていきたかった。
幸せにしたかった。
「私に任せて」と笑える人でいたかった。
けれど、
大切に思うことと、
大切なものを救えることは、
同じではなかった。
神さま。
どうして人には、
抱えきれないほどの愛を持たせるのに、
そのすべてを叶える力までは
くださらなかったのでしょう。
頑張れなかった私を、
私は誰より許せなかった。
あれほど、かっこいいことを言ったのに。
あれほど、諦めないと言ったのに。
結局、何ひとつ変えられなかった。
でもね。
あの日の言葉は、
嘘ではなかった。
「守りたい」と言った私は、
その瞬間、本当に命いっぱい
あなたを守りたかった。
できなかったことは、
愛していなかった証拠にはならない。
力が尽きたことと、
愛が尽きたことは、
別のことだから。
願いを手放す手が震えるのは、
弱いからではない。
それがどれほど大切だったか、
身体だけが知っているからだ。
もし、もう一度
あの日の私に会えるなら、
責める代わりに抱きしめたい。
「ごめんね。
あなたは神さまではなかったね。
たったひとりの人間だったね。
それでも、ずいぶん遠くまで
その願いを運んだね」
叶えられなかった夢の前で、
私は今日も泣く。
けれど、その涙の中には、
無力さだけではなく、
叶えられないほど大きなものを
本気で愛した私がいる。
何もできなかったのではない。
あなたを大切に思った。
何度傷ついても、幸せを願った。
それだけは、
最後までできた。
それが今の私に残った、
小さな誇り。
誰にも奪うことのできない、
私が確かにあなたを愛したという、
最後の祈りです。
🌹
12本目の薔薇は、
咲いてもそれを手にとる人はいない。
#明日出勤です #本日出勤です #雑記






























































































































































































17:00~翌2:00























