むかし、泣いている友だちに、
「どんなにつらくても、
命だけは捨てないでね」
と、小さな灯りを渡した女の子がいました。
けれど、ある夜。
今度は女の子の胸の中に、
真っ黒な雨が降りました。
傘は折れ、靴は重くなり、
明日へ続く道も見えません。
「ごめんなさい。
あんなことを言った私が、
今は命を捨てようとしているの」
すると友だちは、
女の子を叱る代わりに、
大きな段ボール箱を持ってきました。
「わかった。捨てよう」
女の子は驚きました。
「でもね、あの世へじゃない。
この世で捨てるんだよ」
笑いたくないのに笑うこと。
嫌われないために、
自分を小さくすること。
全部ひとりで背負うこと。
もう頑張れない自分を、
役立たずだと責めること。
「ここ以外に居場所はない」という思い込み。
二人で箱へ入れていくと、
箱はすぐにパンパンになりました。
友だちは腰をトントンたたいて言いました。
「こりゃ重い。
心のお引っ越し屋さんも、
追加料金を取りたくなる重さだね」
女の子は、ほんの少しだけ笑いました。
家を変えていい。
仕事を変えていい。
付き合う人を変えていい。
逃げても、休んでも、
誰かの手を借りてもいい。
生きるということは、
ずっと同じ生き方に耐えることではありません。
同じ命のまま、
何度でも生き方を選び直すことです。
この世は、今いる場所よりずっと広い。
今の苦しさが世界のすべてに見える時が、
ときどきあるだけなのです。
「命だけ、小さな鞄に入れておいで。
あなたが苦しくない場所へ、
この世の中でお引っ越ししよう」
あの日、友だちに渡した言葉は、
嘘になったのではありません。
長い道をぐるりと回って、
今度はあなたを助けるために
帰ってきたのです。
だから今は、
「ごめんなさい」ではなく、
「助けてください」でいい。
二人は最後の箱を閉じました。
箱には、大きな文字でこう書きました。
「ひとりで耐える生き方」
そして新しい箱には、こう書きました。
「私がつらくない生き方」
中身はまだ空っぽです。
大丈夫。
これから誰かと一緒に、
ひとつずつ入れていけばいいのです。🌱
🌹あなたにだってきっとできる。🤝💖
#明日出勤です #本日出勤です #雑記





























































































































































































21:00~翌4:00
















