この世には、警察手帳を持たない探偵が、
けっこういるのではないか。
「あのお店、いつも同じ時間に猫がいる」
「この道、雨の日だけパンの匂いがする」
「あのおじいちゃん、毎日同じベンチで新聞を読んでいる」
誰にも頼まれていないのに、
街の小さな謎を勝手に観察している人たち。
名づけて、
自主探偵団。
報酬なし。
依頼人なし。
事件もほぼなし。
あるのは好奇心だけ。
でも私は、こういう人が好きだ。
人間は、
大きなニュースばかり追いかけていると、
自分の足元にある物語を見落としてしまう。
「なぜだろう」
そう思って立ち止まれる人は、
世界を少し丁寧に見ている。
山で暮らしながら仕事をするとしたら、
案外こういう能力が大切なのかもしれない。
何が足りないのか。
誰が困っているのか。
どんな場所なら人が集まるのか。
仕事の種は、
たいてい看板を掲げて待ってはいない。
街角で、
山道で、
誰かの小さなため息の横で、
ひっそり落ちている。
だから今日も私は歩く。
怪しい者ではありません。
ただの自主探偵です。
……たぶん。
もしあなたも、
誰にも頼まれていないのに
街の小さな謎を調査してしまう人なら、
いつか一緒に情報交換しましょう。
世界は思っているより、
ずっとたくさんの秘密でできています。
そして、その秘密のいくつかは、
きっと仕事にも、
友情にも、
誰かを助ける方法にも変わる。
虫眼鏡はなくてもいい。
必要なのは、
「なんでだろう」と思える心だけ。
🌹
自主探偵
猫を尾行し
昼になる
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17:00~翌2:00
















