食料品の消費税を2027年4月から2年間、1%へ。
必要な財源は、年約5兆円。
5兆円ともなると、金額というより怪獣である。
「そんなお金、どこにあるの」
私は思う。
政治家が、たくさん持っているでしょう?
一度、全員のポケットを逆さにしてみたい。
けれど、出てくるのは名刺と領収書と「検討します」くらいで、さすがに5兆円は落ちてこない。
政治家が本当に持っているのは、お金ではない。
お金の流れを変える鍵である。
だから、非常識だけど正しい方法は、政治家の財布ではなく、政治家が握っている予算書を逆さにすることだ。
何年も効果を確かめずに続く補助金。
使われずに眠る基金。
一部の人だけが得をする税の特例。
競争もなく決まる高額な契約。
使われていない国の土地。
これらすべてに期限をつけて、
「誰を幸せにしましたか」
「払ったお金以上の役目を果たしましたか」
と、子どもにもわかる言葉で尋ねる。
答えられないものは終了。
余ったお金は食卓へ帰す。
さらに、国のムダを見つけ、実際に削減できた人には「節約賞金」を出す。
1億円を救って100万円を渡しても、国には9900万円残る。
国民に節約させる国ほど、自分の節約にはご褒美が必要らしい。
それでも足りない分は2年間だけ、大きすぎる金融所得や、通常をはるかに超える利益へ「食卓連帯負担」をお願いする。
政治家自身の公費も、1円単位で公開する。
それだけでは5兆円にならない。
けれど「まず自分から払います」は、国民に話を聞いてもらうための入場料である。
そして、集まる予定のお金を財源とは呼ばない。
実際に戻った金額だけを数える。
足りなければ、医療や教育を削ったり、未来の子どもへ借金の請求書を送ったりせず、支援の届け方を変える。
高所得者の高級食材まで同じように安くするより、りんごを棚へ戻した家庭へ食費を直接返すほうが、同じお金で多くの涙を減らせる。
小売店のシステム改修も、国が開始日と終了日を入れた共通の無料更新を用意すればいい。
減税したのに八百屋さんが改修費で赤字になる。
そんな国ぐるみのコントは、笑えない。
お金は空気のように、この国に満ちている。
けれど、一部屋に閉じ込めれば、隣の部屋は息苦しくなる。
政治の仕事は、誰かの財布を壊すことではない。
閉ざされた窓を開け、必要な場所へ空気を通すことである。
どうか今日、スーパーで、
「このりんごは諦めよう」
と棚へ戻す手が、ひとつでも減りますように。
国の数字は、人の食卓より偉くない。
🌹
五兆円
振れば出るのは
名刺だけ
🍎💦😘📱
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