けれど不思議なことに、
人生の鍵穴は、案外こちら側についている。
「もう終わった」と思った店も、
「もう遅い」と思った夢も、
「ここから先はありません」と
勝手に終点の札を立てた人生も。
誰かひとりが、
「もう一度、開けたい」
と願うだけで、
世界は少し困った顔をしながら、
また入口をつくり始める。
きっと再出発とは、
華々しく生まれ変わることではない。
埃を払って、
古い椅子を起こして、
錆びた鍵を何度かガチャガチャして、
「あれ、開かない」
と言いながら、
それでも帰らないことなのだと思う。
そして、ようやく扉が開いた朝。
昔と同じ場所なのに、
そこには昔とは違う光が入ってくる。
人間も、たぶん同じだ。
一度閉じたからといって、
そこが廃墟になるとは限らない。
傷ついた場所は、
誰かを迎える場所になるかもしれない。
失敗した年月は、
次に迷った人へ渡す地図になるかもしれない。
だから私は、
終わったものを簡単に
「終わり」と呼ばないでいたい。
神さま。
もし人生に閉店時間があるのなら、
どうか小さく、
「再開予定あり」
と貼っておいてください。
できれば営業時間も書いてください。
人間は、意外と予定表がないと不安になります。
閉じた扉の向こうには、
まだ誰にも読まれていないページがある。
そして物語とはいつだって、
扉を開けた人から始まる。
🌹
閉店の
札を裏返す
春の風
👤こんにちは、次世代です。
#明日出勤です #本日出勤です #雑記 #私の好きな●●




































































































































































































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