夢は、叶わなかった。
この一文を認めるまでに、ずいぶん時間がかかった。
「叶わなかった」と口にした瞬間、そこへ向かって生きてきた日々まで、すべて無駄だったことになってしまう気がしたから。
誰にも見えないところで耐えたこと。
眠れない夜にも、明日の自分を信じようとしたこと。
何度傷ついても、「もう一度だけ」と立ち上がったこと。
報われなかった努力も、間に合わなかった願いも、全部、私しか知らない大切な命の時間だった。
だから、夢が終わったからといって、あの頃の私まで終わりにしてはいけない。
なかったことにしてはいけない。
夢には届かなかった。
けれど、あの夢に向かって歩いた私は、確かにここまで来た。
痛みを知ったぶん、誰かの痛みに気づけるようになった。
叶わない願いを抱えたぶん、それでも生きている命の重さを知った。
ここにはまだ、そのすべてを携えた私の命がある。
叶わなかった夢は、消えるのではない。
形を変えて、次の誰かの中へ渡っていくのかもしれない。
私が残した言葉を読んだ人が、今日を越えてくれるかもしれない。
私が守り続けた小さな願いを、誰かが拾い上げ、私には行けなかった未来まで運んでくれるかもしれない。
その人は、きっと私の名前を知らない。
私がどれほど願い、どれほど泣いたのかも知らない。
それでいい。
その人の胸の奥に、小さな灯りがひとつともったなら。
私の夢はそこで、私の知らない続きを生き始める。
夢は叶わなかった。
それでも、私が生きたことまで、失敗にはしない。
いつか私の言葉を読んだ誰かが、
「もう一度だけ、生きてみよう」
そう思ってくれたなら。
その人の中で、
私の命は、もう一度生まれる。
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#本日出勤です #雑記 #お礼日記































































































































































































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