家紋が面白い。
柏、鷹の羽、桔梗、三つ巴。
昔の日本人は、小さな丸の中へ、土地の記憶も、家族の願いも、未来への祈りも収めました。ずいぶん収納上手です。現代の住宅設計も見習ってほしい。
伝統的な家紋は、もちろん素晴らしい。
けれど、伝統とは昔の形を守るだけではなく、その続きを丁寧につくることでもあると思うのです。
そろそろ新たな日本の家紋を追加しましょ?
珈琲好きなら「丸に珈琲豆」
猫好きなら「三つ肉球」
働き者には「違いパソコン」
返信を待ち続ける人には「丸に既読」
御利益については、各自の電波状況に左右されます。
家紋は、立派な家だけのものではありません。
自分は何を愛し、何を守り、どんな未来を残したいのか。その答えを、ひとつの形にした小さな旗印です。
歴史家も、職人も、デザイナーも、少し変わった夢を見る人も集まって、百年後にも残る紋をつくれたら素敵です。
新しい伝統の始まりは、たいてい最初だけ「誰が使うの?」と笑われます。
百年後、その笑った人の子孫が、誇らしげに使っているかもしれません。
ご先祖さまも雲の上で、ただいま新作の審査会議中です。
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丸の中
電波も入る
令和紋
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