大切な人を幸せにしたい。
あの人にも笑ってほしい。
この人にも元気でいてほしい。
そうやって、
「誰か、誰か、誰か」
と探して歩いていたら、
いちばん近くにいた人を忘れていた。
鏡の中にいる。
私である。
近い。
近すぎる。
捜索範囲、半径0メートルだった。
私はずっと、誰かの幸せに水をやろうとして、
自分の鉢植えをカラカラにしていたのかもしれない。
けれど、枯れかけた人が
じょうろを持って世界中を走り回るのは、なかなか大変だ。
途中で本人が干物になる。
だから、これからは少し順番を変えようと思う。
まず、私を幸せにする。
おいしいものを食べる。
眠い日は眠る。
好きな本を読む。
きれいな花を眺める。
嫌なことには、
できるだけ小さくても「嫌」と言う。
そして、ときどき鏡を見て、
「あなたは今日、ちゃんと幸せですか」
と聞いてみる。🪞👤
幸せは、
誰かから奪って自分へ運ぶものではない。
小さな灯りみたいに、
ひとつ点けば、
その隣も少し明るくなるものなのだと思う。
私が笑っていれば、
大切な人を笑わせる余裕が生まれる。
私が休めていれば、
疲れた誰かの隣に座れる。
私が自分を大切にできれば、
人を大切にすることが「犠牲」ではなくなる。
だから、
大切な人を幸せにしたいなら、
まず私が幸せでいよう。
これは、わがままではない。
愛する人へ渡す花を、
まず自分の庭で育てるということだ。
まあ私は、
その庭の水やりを忘れて、
他人の庭に勝手に薔薇を植えに行きがちなのだけれど。
今日から帰宅します。
私の庭へ。🏠
そこにはずっと、
私を待っていた人がいる。
鏡を見る。
「あ、いた」🪞👤💖
ずいぶん長いこと待たせました。
これからは、あなたの幸せも、
ちゃんと私の仕事にします。
🌹
幸せを
探して鏡
「あ、ここか」



































































































































































































17:00~翌2:00


















