電車に乗っていると、ときどきいる。
スマホを見ながら、
( -_・) ←こうなっている人。
片目だけ閉じている。
私はずっと思っていた。
あれ、片目だけ寝てるの?
もしそうなら、かなり賢い。
右目
「じゃ、先に上がります」
左目
「了解。スマホは私が見ときます」
右目
「1時間したら交代ね」
そんなシフト制が成立するなら、
人類はもっと早く導入するべきである。
残念ながら、人間の目には、
片目だけ睡眠制度はありません。
片目を閉じれば、
そこから入ってくる光や情報は減る。
だから疲れているとき、
画面がまぶしいときなどに、
「ちょっと楽」
と感じることはある。
けれど、
閉じた右目だけが布団を敷いて、
「おやすみなさい」
と眠っているわけではない。
睡眠は、だいたい脳ごとの仕事である。
ところが自然界には、
もっと器用な方々がいる。
イルカなどは、
脳を半分ずつ眠らせる。
半分は眠る。
半分は起きて、
呼吸したり周囲を警戒したりする。
すごい。
イルカ界には本当に、
「俺、前半寝るから後半よろしく」
があるのである。
しかも人間にも、
ほんの少し似た面白い現象がある。
知らないホテルなどで眠る最初の夜。
なぜか眠りが浅いことがあるでしょう。
研究では、
そんなとき脳の一部が、
「ここ、いつもの家じゃないぞ」
と少し警戒していることがわかっている。
私たちの頭の中には、
頼んでもいないのに夜警さんがいるらしい。
なんだか愛しい。
けれどスマホを見ながら片目を閉じても、
その夜警さんが、
「了解しました。右脳を休ませます」
とはならない。
だから私は今日から、
片目ウィンク族を見かけても、
「半分睡眠中の新人類だ」
とは思わないことにする。
たぶん、
まぶしい。
疲れた。
なんとなくそのほうが見やすい。
そんなところだろう。
でもね。
もし私たちに本当に、
身体の一部分だけ休ませる能力があったなら。
私は目より先に、
「心配する部分」を眠らせたい。
今日のことを心配する私を眠らせて、
明日のことを心配する私も眠らせて、
人からどう見られるかを気にする私も眠らせる。
そして残った小さな私だけで、
紅茶を飲んで、
空を見て、
「今日もまあ、悪くなかった」
と言えたらいい。
人間は、
片目だけ眠ることはできない。
だからきっと、
疲れた日は半分だけ頑張るのではなく、
まるごと休んでいいようにできている。
スマホもパソコンも、
あなたが眠っている間に逃げたりしない。
非常に残念なことに、
通知も逃げない。
明日の朝もちゃんと待っている。
だったら今夜くらい、
両目とも閉じよう。
ちゃんと寝よう。
🌹
片目閉じ
スマホは逃げず
目は寝ない
#明日出勤です #本日出勤です #雑記 #お礼日記






























































































































































































16:00~22:00






















