「幸せになって」
あなたは、まるで花束を渡すように言った。
けれど私には、
優しい言葉の形をした
お別れに聞こえた。
もっといい人に出会って。
新しい夢を見つけて。
私のことなんて忘れて。
そんな意味まで、
頼んでもいないのに包まれていた。
でもね。
私は幸せなら、
何でもよかったわけじゃない。
豪華な家も、
たくさんのお金も、
寂しくない夜も欲しかった。
けれど、その真ん中には
いつもあなたがいた。
神様の窓口で
「こちらが幸せ一式です」と渡されても、
箱を開けてあなたが入っていなかったら、
私はきっとそっと返品する。
注文したものと違います、と。
あなたと食べる
少し冷めたごはんがよかった。
あなたの寝息を聞きながら
狭い布団の端で丸くなる夜がよかった。
くだらないことで笑って、
ときどき喧嘩して、
それでも翌朝には
同じ湯気の向こうにいる。
そんな、誰にも自慢できない
小さな幸せがよかった。
「私より、もっといい人がいるよ」
あなたはそう言ったけれど、
人は順位で愛するのではない。
もっと優しい人。
もっと立派な人。
もっと私を幸せにできる人。
そんな人が世界中にいたとしても、
その人たちは、あなたではない。
私はこれからも生きる。
朝が来れば顔を洗い、
お腹が空けばごはんを食べ、
いつかまた笑う日もあるだろう。
だからどうか、
それをあなたのいない幸せと呼ばないで。
私はただ、
あなたのいない世界で
生き延びる方法を覚えただけだから。
あなたを困らせたいのではない。
戻ってきてと縛りたいのでもない。
ただ、私の愛まで
なかったことにしないでほしい。
私は本当に、
あなたと幸せになりたかった。
幸せになってと言われても、
あなたとじゃないと意味がない。
それほど誰かを愛せたことだけが、
今も私の胸に残された、
たったひとつの
幸せなのだから。
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#明日出勤です #本日出勤です #雑記
































































































































































































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