終の住処を考えるなら、
私は沖縄の糸満漁港あたりが、かなり好きだ。
朝、海がある。
船が帰ってくる。
魚が運ばれる。
人間がどれほど悩んでいても、
魚はたぶん、
🐟「知らんがな」
という顔で運ばれていく。
この感じが、とてもいい。
人生には、
一生懸命考えなければならないことと、
考えすぎても仕方のないことがある。
海の近くにいると、
その境目が少しだけ分かる気がする。
大きな海を前にして、
👤「あの人に嫌われたかもしれない」
などと悩んでいると、
波が、
ざぶん。🌊
もう一度、
ざぶん。🌊
たぶん海は、
🩵「それより昼ごはん食べなさい」
と言っている。
ありがたい。🙏
終の住処に必要なのは、
豪華な家だけではないと思う。
朝起きたときに見るもの。
歩いていて聞こえる音。
今日も誰かが働いているという気配。
そして、
「まあ、今日も生きてみるか」
と思える景色。
それがある町は強い。
人生の最後まで、
立派でなくていい。
港を歩いて、
魚を眺めて、
風に髪をぐちゃぐちゃにされ、
「せっかく整えたのに」
🙄あ、髪はあんまりなかった…
と文句を言えるくらいが、
ちょうどいい。
できれば、小さく働きながら暮らしたい。
場所に縛られず、
海でも山でも続けられる仕事を持って、
面白い知恵を持った人たちと出会って、
お互いの人生を少しずつ交換する。
そんな老後なら、
引退というより、
人生の第二漁期である。
何を釣るのかは知らない。
友情かもしれない。
仕事かもしれない。
恋かもしれない。
たまには、ただのアジかもしれない。🐟
それもいい。
神さま。
もし最後に住む町を選べるなら、
大きな成功ではなく、
朝の光がきれいなところをください。
そしてできれば、
魚のおいしいところを。
そこは譲れません。
糸満漁港。
人生を終える場所というより、
最後まで人生を面白がるための場所。
そんな気がしています。
🌹
終の家
海を眺めて
魚待つ
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17:00~翌2:00





















