蛇口をひねっても、水が出ない。
人間はその瞬間、顔を洗うにも、ご飯を炊くにも、トイレを流すにも、水が必要だったことを思い出します。
水は、無口すぎる同居人です。
毎日働いているのに、止まるまで誰も褒めてくれません。
断水時の工事は、ただ筋肉自慢の人が道路を掘る仕事ではありません。
最初に漏水している場所を、図面や音を調べる機械で探します。
次にバルブを閉め、必要な範囲の水を止めます。
道路を安全に通れるよう交通整理をする人。
アスファルトを切って土を掘る人。
壊れた管を切り、修理したり新しい管に取り替えたりする配管工。
工事の安全、時間、品質を管理する現場監督。
住民へ知らせる人や、給水車で水を届ける人もいます。
修理後は、すぐに「はい完成」と蛇口を開くわけではありません。
水を流して管の中を洗い、漏れがないか、水が濁っていないかを確かめます。
それから通水し、土を戻し、道路を舗装して、ようやく終了。
町の外科手術です。
ただし患者は道路で、聴診器は漏水探知機。
手術が終わっても花束は届かず、
住民の「水、出た!」が唯一の拍手です。
計画的な断水工事では、古くなった水道管を地震に強い管へ交換します。
一方、漏水事故は昼夜を選びません。
水道管は、作業員さんの夕食にも睡眠にも一切配慮しない、なかなか空気の読めない患者なのです。
では、女性も働けるのでしょうか。
答えは、もちろん働けます。
配管作業、漏水調査、設計、施工管理、事故対応、水質確認、住民対応など、活躍できる仕事はたくさんあります。
管を正しくつなぐために必要なのは、性別ではなく、技術、注意力、判断力、体力、そして仲間との連携です。
水道管も接続されるとき、「女性ですか?」とは聞きません。
実例もあります。
静岡市上下水道局の宮村富士子さんは、水道工事の設計や監督だけでなく、漏水事故への対応も経験しています。
日本建設業連合会でも、土門南さんと飯田麻友さんという女性配管工が紹介されています。こちらは建物内の給排水、ガス、空調などの配管が中心ですが、女性が工具を持ち、実際に管を施工している立派な実例です。
東京都水道局も、女性技術者や女性技能者が働き続けられるよう「女性活躍モデル工事」を進めています。
ただし、現場には泥、暑さ、寒さ、騒音、夜間の緊急出動、重い資材があります。
女性だから無理なのではなく、男女ともに安全な働き方が必要な仕事です。
就職先を選ぶなら、女性用の作業着や安全靴があるか、更衣室やトイレが整っているか、重い物を1人で持たせないか、夜間勤務の体制や資格取得支援があるかを確認したいところです。
入り口は、未経験から水道工事会社で配管を学ぶ道、施工管理を目指す道、水道局などの技術職を受ける道があります。
経験を積んだ先には、配管技能士、配水管技能者、給水装置工事主任技術者、土木・管工事施工管理技士などの資格もあります。
全部を集める必要はありません。資格はポケモンではないので、自分の仕事に必要なものからで大丈夫です。
私は、山でも続けられる働き方を学びたいと思っています。
山で暮らすなら、水の知恵は何より大切です。
蛇口の向こう側を知ることは、暮らしを自分の手に取り戻すことでもあるのでしょう。
水道、配管、漏水調査、災害復旧、施工管理に携わっている方。
そして現場で働く女性の方。
ぜひ、仕事の面白さや苦労、資格を取った順番、今では笑える失敗談を聴かせてください。
私には重機を動かす腕はまだありませんが、人のお話を大切に聴く準備ならできています。
誰かの失敗談が、これから働く誰かの地図になる。
誰にも見えない地下で水を守る仕事は、人の暮らしだけでなく、人の希望までつないでいるのだと思います。
🌹
🙄私もこの仕事は興味あるわ。
#明日出勤です #本日出勤です #雑記 #お礼日記
































































































































































































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