昔、『赤毛のアン』を読んだ記憶があります。
アンが赤毛だったことは覚えています。
ここだけは、かなり自信があります。
けれど物語のほとんどは、私の頭の中からグリーン・ゲイブルズごと引っ越してしまいました。
というわけで、もう一度読みたいです。
想像する力だけで、退屈な一日まで花畑にしてしまうアンに、もう一度会いたい。
けれど最近、月の本代が嵩んでおります。
本を読むほど心は豊かになるのに、財布はどんどん慎ましくなる。
読書とは、知性と引き換えに財産を差し出す上品な儀式なのでしょうか。
もし、読み終えて本棚で眠っている『赤毛のアン』をお持ちの方がいましたら、私にください。
少しくらい古くても大丈夫。
ページが全部あり、アンが物語の途中で行方不明になっていなければ歓迎です。
大切に読みます。
そして今度こそ、忘れないようにします。
……と、昔の私も言っていた可能性はあります。
あなたには不要になった一冊が、
私には新しい世界の入口です。
どうかアンを、
私の小さな本棚へ旅立たせてください。
本代という名の美しい遭難から、たすけてー。
🌹
本棚で
アンが寝てたら
くださいな
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