あなたにも伝えたい。
入り口が狭いということは、
入ったあとまで狭いという意味ではありません。
私は警戒心が強く、すぐには心の扉を開けません。
ノック1回では聞こえないふり。
2回目は居留守。
3回目で、ようやくカーテンの隙間から確認します。
だって、心は誰でも入れる無料休憩所ではないもの。
けれど、誠実さという小さな鍵を持って、
急かさず、壊さず、そっと待ってくれた人には、
私はいちばん暖かい部屋を用意します。
紅茶も出します。
毛布もかけます。
弱った日には隣に座ります。
あなたが自分を嫌いになった夜も、
私はあなたの味方でいます。
入るまでは難関。
入ったあとは、ほぼ永久会員です。
では、どちらがいいでしょう。
入るまでが大変だけれど、その後は天国の女。
誰でもウェルカムだけれど、その後は地獄の女。
もちろん、
人はつい「入口無料・審査なし」に弱いものです。
けれど地獄という施設は、
退会手続きまで面倒らしい。
私は入り口こそ狭いけれど、
その奥には、
信じた人を大切にする広い庭があります。
そこでは花が咲き、鳥が歌い、
ときどき私が盛大に拗ねています。
天国にも多少の天候不良はございます。
それでも、
この小さな門をくぐってくれた人には、
来てよかったと思える場所でありたい。
だから私は、誰にでも開く女にはなれません。
私の天国は、
大切な人を守るために、
入り口を狭くしてあるのです。
🌹
狭き門
くぐれば紅茶と
膝枕
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17:00~翌2:00













