新潟には、「さるなし」という謎の実があります。
最初に聞いた私は思いました。
猿が梨をなくしたのか。
それとも、梨が猿から逃げたのか。
どちらも違いました。🐒
サルナシは、日本の山に自生するマタタビ科のつる植物。
キウイの親戚で、緑色の小さな実は毛がなく、皮ごと食べられます。
味は、甘酸っぱいキウイを1口サイズにしたような感じ。
つまり、山がこっそり作っていた
「ポケットキウイ」です。
名前の由来は、猿が喜んで食べるほどおいしいからだとか。
猿、情報が早い。
人間が「キウイベリー」なんておしゃれな名前をつけるより先に、山の中で無料試食会を始めていたらしい。
招待状は、たぶん木の葉です。🍃
そして新潟県十日町市は、サルナシの栽培本数が日本1と紹介されている町。
生で食べても、ジャムにしてもおいしい。
小さな実ですが、山の暮らしと仕事をつなぐ可能性まで詰まっています。
山には、まだ名前を知られていない宝物がある。
目立たなくてもいい。
大きくなくてもいい。
自分の中にある甘さを守りながら、誰かの手に届けば、ちゃんと立派な実りになる。
サルナシを育てている方。
山の恵みを商品にした経験のある方。
いつか、育て方や加工の知恵を、1杯の飲み物の向こうで聞かせてください。
私は今、山でも続けられる働き方を、サルナシのように1粒ずつ学んでいます。
とりあえず猿先輩、
おすすめの食べ頃だけ教えてください。🐒💚
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