群馬県太田市。
名前だけ聞くと胃薬の親戚みたいですが、違います。けれど人生の胃もたれには、少し効きそうな町です。
太田市はSUBARUをはじめとする、ものづくりの町。看板は控えめなのに、工場は本気です。日本中を走る車を、今日も黙々と生み出しています。
町を見守る金山には、国指定史跡の金山城跡。麓には「子育て呑龍さま」で知られる大光院。そして皿の上には太田焼きそば。
山に城、麓にお寺、食卓に太麺。なかなか情報量の多い町です。
終の住処としても、太田市は意外な実力者。
市街地はおおむね平坦で、救急指定病院や夜間・休日の医療体制もあります。70歳以上が利用できる予約制の「おうかがい市バス」もあり、老後の移動を少し助けてくれます。
若い頃は、おしゃれなカフェの近くに住みたいと思うものです。
けれど年齢を重ねると、膝が言います。
「カフェより病院とスーパーを頼む」
ただし夏はかなり暑く、冬は上州のからっ風が元気です。車があったほうが便利な地域も多いため、住まいは病院・買い物・駅への近さと、洪水ハザードマップを確認して選びたいところです。
私はこの町で、ものづくりを知る人、山でも働ける知恵を持つ人、壊れたものをそっと直せる人に会ってみたい。
終の住処とは、人生を終えるための場所ではありません。
自分の速度で、最後まで何かを作り続けられる場所です。
太田市には、エンジン音の向こうに、そんな芯の強さがあります。
人生の後半を安心して走るには、案外こういう町が頼もしいのです。
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「小さく生きることと、
小さな人間であることは同じではない」
胸を張っていきましょう。✨
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